ぶりしゃぶ・・・・実はFrom能登美

こんにちは。能登美です。

「皆 さ ん お 久 し ぶ り で す。」哀〇翔さん風に読んで下さい・・・・・うっせー!!何を大物気取りで登場しとんねんッ!!

ごめんなさい!!ごめんなさい!!私めがブログを上げるのは大分久しぶりでしたので、ちょっと調子に乗ってみたかっただけでございます。僕ごとき小作商人そんな気持ちは一ミリもございません。

ただ、ただですね、マックスOTさんが「もうアンタの時代は終わったよ。お客様も僕のブログで情報を求めてるから」的に言われたので、

しばらくチュン太郎になってブログから離れておりました・・・・からの登場でしたので、そんな感じです。すいません。

さて、下らない身内ネタはここまでにして、

今日は、もう今が旬真っ盛りと言わんばかりに、ご来店のお客様の95%ぐらいの方がオーダーされる、当店の冬の看板メニュー「能登産天然ぶりしゃぶ」について少しばかりお話させていただきます。

「ぶりしゃぶ」は元々、氷見のある民宿の女将さんが作った等の諸説がありますが実際は判りません。そしてまだまだメジャーなお料理でもないと思っております。

因みに、私めの実家では「ぶりしゃぶ」等と云う「ハイカラ」な食べ方等した事がございません。「ぶり」と言えば、「刺身!!」オンリー。

後は、「ザン」(魚のアラの意)を大根と煮たり、味噌汁に入れたりです。まず、子供の頃は貧しかったので「ぶり」そのものが口に入りません。

ただ、母親が一年で一度お正月だけ、無理して丸ごと一本買ってくれます。その姿、迫力ある様を見るのがめちゃくちゃ楽しみでした。よくさっぶい流し場で捌くところを震えながら見ていた記憶があります。

自分が幼少の頃の能登の冬は、雪がシンシンと降って常に雪景色でした。こたつに入りながら食べたあの「ぶりの刺身」の味は忘れられません。

7年ほど前、ある日自分の母親が能登美に来て食事をしたいとのことで、これは是非一度当店の「能登産天然ぶりしゃぶ」を食べてもらおうと思いました。

来店してくれた母親に「一回ぶりしゃぶっていうがん食べてみてま。」(一度試しにぶりしゃぶを食べてみて)というと、

「そんなわからんもんやぁ~わいね。刺身でいいて。」(知らないしいらないです。お刺身下さい。)との返答。でもうちの看板メニューやからと云う事でしぶしぶオッケーしてくれました。

あの時の事は忘れられません。一口食べた母親が「まいな!!」とニッコリしながら言ってくれた時の事です。「こらまいわ。こんなん東京で食べれたら喜ばれるやろねぇ」と言ってくれました。

その笑顔と言葉は自分の自信にもなりましたし、色々な方々に食べて頂きたいと心から思いました。

まだまだ知られていない「ぶりしゃぶ」。でもでもちょっとづつでもこれから広げていこうと想っております。

今日も能登美は昼飲みから東京ドームイベント終わりの飲み会等、旬の海鮮や野菜、美味しいお料理をご用意して皆様のご来店心よりお待ちしております。